大きくする 標準 小さくする

「ロードス島戦記」

「一人前の騎士になるまで」騎士ジョナサンの話2 [リーランド]

投稿日時:2021/01/04(月) 20:29

 ルールブックのどこを読んでも、1レベルの騎士は騎士見習いとは書かれてはいないものの、発行された多くのリプレイでは「騎士叙勲したばかり」「実はまだ騎士見習い」と騎士になる前から物語がスタートし、そして成長していくので、この話のジョナサンも1レベルではあるけれど、まだ騎士見習いである。

 とはいえ、本当の史実の騎士見習いは仕える主人の身の回りの世話をしたりするらしいが、ジョナサンは前線砦の兵でもあるので、そういう事はたぶん免除されていると思う。代わりに、夜の警備についたり、近隣の村の警護に当たったりすることもある。

 前線砦にはたまに傭兵なんかが雇われて、防御も考えずに両手持ち武器で豪快に敵を倒すことに若いうちは憧れたりもするだろうが、砦の先輩騎士たちは盾による受け防御の重要性を叩きこまれる。
 癒しの奇跡を使える司祭は、どこにでもいるわけじゃない。前線砦で傷を負ったら治療は応急手当と自然回復しかない。スモールシールドは格好悪いかもしれないが受け防御点は5点もある。これで防げるダメージは大きい。傭兵たちは敵の首一つで報酬が変わるから倒すことに重点を置くが、騎士に必要なのは、自分たちが守るべきものを考えろと、ここで教えられる。

 こんな日々を過ごすうちに、応急手当や盾防御を成長させつつ、馬への騎乗訓練によって騎乗技能を取得して、ようやく見習いではない一人前の騎士として認められる。
 だいたい、3レベルぐらいだろうか。

ジョナサン レベル3 人間 騎士 18才
・バスタードソード ミディアムシールド チェインメイル

 経験を積み、一人前の騎士と認められたジョナサン。敵を倒すことではなく、味方を守ることが重要と教え込まれてきたが、この頃はまだ敵を倒すことが格好良いという思いが強いのか、両手持ちに切り換えられるバスタードソードを装備している。

トラックバック一覧

コメント

名前:
Eメールアドレス:
コメント:
ファイル
パスワード: