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「真女神転生TRPG魔都200X」 2013/3

ハウスルールのメガテン200Xを遊ぶ

投稿日時:2013/03/24(日) 21:05

 今回は、仲神龍人氏のオリジナルにアレンジしたメガテン200Xを遊んできました。通常の200Xのレギュで事前作成しておいてOKと言われたのに、当日、かなりのアレンジが入っていることがわかり、自キャラはあーでもないこーでもないと作り直す羽目に。
 
 具体的に、どのように変わったかというと、まず、クラスは大幅に削減。クラススタイル(武器格闘・素手格闘・召喚・魔界魔法など)のみに変更。覚醒段階に応じてクラスを選ぶのは、オリジナルと同じです。(写真はそのリスト。ちょっと写りが悪い。そろそろ、こういうのを掲載するためにスキャナーとか欲しい。)


 素手格闘・武器格闘のリスト。
 スキルを覚えるタイミングは、闇プロ2.0と同じ。ただし、このルールではリストにある自分のレベルの範囲のスキルを自由に獲得する形になります。魔界魔法では、10レベルまでのリストにすでにガードキルが入っているし、回復魔法もメディアが入っている。
 ただし、気をつけないといけないのは、レベルがあがると、欄が横に移動し、低いレベルで獲得できたスキルが取れなくなる。たとえば、武器格闘で10レベルまでに気合を習得しないと、13レベルから20レベルの欄には気合は入っていないので、気合を覚えられなくなる。(例外は、50レベル以上に成長したキャラ。50レベルを超えると、自分のクラスのスキルは全リストから習得可能になるとのこと)



 GM的には、剣士が強すぎるので弱体化させ、代わりに魔法強化させたかったとのこと。さて、できあがったのが下記のキャラクターたちです。


沖・総士朗(武器格闘・素手格闘)
 今回のキャラ。16歳の高校生。T市のとある学園の生徒だが、剣士としての実力を買われ、退魔組織クズノハに属することになる。この世界では、悪魔の存在が人々に知られているほどGPが上がっており、学園を守ることに使命感を燃やしている。
 ちなみに、魔晶剣はサクセサー系でなくても持ってよいとのことなので、一分の活泉のある素手格闘にしてみたが、やはりサクセサーがないといろいろ困ることが発覚。あと、今回は全般的に出目悪し。

霊夢(低下・回復)
 巫女その1.神宮の宮系巫女。財力とか物品調達に関するコネも持っていて、とても有能。

芝村(強化×2)
 普段は古物商を営む66歳のじいさん。彼の店の地下には、ルイ・サイファーのいる祭壇がある。たぶん、ここに巫女を連れて行くと「東京受胎」とか起きる。

無道美雪(魔界魔法・疾風系)
 巫女その2。アマテラス系巫女。10年ぐらいまえ遊んでいた覚醒編のキャラと同じ名前なので、なにかちょっと懐かしい。






セッションダイジェスト
 PCたちは、T市M区に封印されていたツチグモの封印が破られたので、封印から解かれたツチグモを退治することを命じられる。
 最初の情報収集で、ツチグモのデータがわかったので、あれこれ対策を練ることに。

沖:「うちの魔晶剣、属性火炎だから、なんかBS系のデータを持つデビル狩りに行こう。(笑)」
霊夢:「ラスボスは、バットステータス無効ですよ?」
重い沈黙
沖:「そもそも、サクセサーじゃないからカードハントできないじゃん! これはGMの陰謀だ!(笑)」*GMは、「ハニア散る!」のGMと同じ人だけど、ほんと、「助言が全く役立たない」と思う。
霊夢:「トランキライザー買いに行くんで欲しい人は、マッカを私に預けてくださいー」
沖:「(霊夢にマッカを預けながら)俺は、ちょっとでも青春を楽しみたいんで、自分の通ってる学園に行って来ます」
霊夢:「それ・・・死にフら・・・・」

 自分の通っている学園に行く沖。お目当ては、ちょっと気になっている図書委員のメガネの女の子だ。

図書委員の女の子:「どうしたの?沖クン?」
沖:「ちょっと、厄介な事を頼まれちゃってね」
図書委員の女の子:「危ないなら、沖クンが無理することないんじゃない?」
沖:「でも、僕はこの学園に残された平和を守りたいんだ」*悪魔はすでに一般人も知っていて、あまりいい状況じゃない設定。
ここにはいない霊夢:「それ・・・死にフら・・・・・」

 沖の名前を覚えられているという幸先のいい展開だが、ここで運判定。(ちなみに、沖の運は割り振りだから最低の1しかなく、会話判定値は22%である)

沖:「(ころころ)ぎゃー! ファンブル?」
 このあと、沖が目当ての図書委員のメガネの女の子は、先輩の女子生徒に呼ばれ、図書室の奥でキャハハっウッフしてました。

*ちなみに、このころ、芝村のじいさまは、自分の店の地下にある祭殿で、ルイ閣下(老婆バージョン)に謁見しておりました。

 一回目の情報収集を終えて、集まるPCたち、ツチグモの封印されていた場所には神社があるので、そこを調べて巫女さんと出会って、という妄想展開を考えるも、時間的な制約と会話判定22%な時点で「ツチグモ戦に有利なアイテム」が入手できる可能性はないと考え、ツチグモと戦いに行くことになる。



ツチグモ戦
戦闘中の記録 今回は11ターンかかりました。


拡大したもの。ターンごとに、誰が何をしたかメモしてます。空欄になってるところは、ルールブックの確認か何かをしていて、他の人の行動を聞きそびれていた部分。

 本来、ツチグモは27レベルの悪魔ですが、今回は封印から解かれたばかりで、弱体化していたので、17レベルのツチグモでした。情報収集に時間をかけてると、敵もどんどん力を取り戻していくという裏フラグがあった模様。
 それにしてもこの戦闘、ファンブルか普通命中しかだせなかったのに、なぜか、最後のドロップ品判定で、貴重品「斬馬刀」を入手する沖君。(本来のレベルより低いので、貴重品のランクも下がってる)

 ツチグモを倒すと、PCたちの背後に、子供と気を失った女性の気配がした。子供は、すぐに姿を消した。女性のほうは、西日本からさらわれてきた巫女で、ツチグモの生贄にされようとしていたようだった。しばらく、関東にいることになる。


エピローグ

霊夢と美雪
 それぞれ、自分の管轄の神社に報告、比較的、普通に終わる。

芝村
 さっそく、地下の祭殿に行く。コミュの上昇判定で2d10で20を出す。(MAX値) そのため、他プレイヤーから「獅子身中の虫」「実はラスボスになる展開」などとさんざんに突込みが入る。


 図書委員のメガネの女の子と話すのとツチグモの生贄になるのを助けた巫女とどっちと話したい?といわれ、西日本の巫女と話すを選択、コミュがどれくらい上昇したかの判定で2d10で4を出す。最後までロクでもない出目である。


感想
 オリジナルの200Xは、クラスが多すぎるということで、だいぶコンパクトにまとめられたルールでしたが、初心者が遊ぶにはだいぶわかりやすい反面、ルールに慣れていると、「剣士」「フェンサー」「グラディエーター」「ダナーンの騎士」の違いがないのは面白みにかけるなと感じました。 

 それと、今回は「魔界魔法」と「ガンスリンガー」の相対的な強化だったにもかかわらず、肝心の魔界魔法使いのPCが「疾風系ガル(剣属性)」を選択していたので、剣士のほうがダメージを出してしまう結果となりました。剣属性に強いツチグモなので、ダメージを半減させられる。(そもそも、剣に弱い属性の悪魔なんてレアだと思う。一方で、剣士は魔晶剣で相性が火炎になっている。あと、200Xって、物理防御と魔法防御が大抵同じなので、魔法の威力が低くても結果的に大ダメージは多く与えているってのがない)
* 仮に魔界魔法使いの持っている魔法が敵にとって強い属性でなかったとしたら、平均60点のダメージ。魔道書の契約があるから、ダメージは素通し、剣士は気合で2ターンに一度150点前後のダメージでしたから、防御点を引くと100点前後。相性さえよければ、魔界魔法のほうがダメージを出してたことになります。

 あと、サクセサーでなくても魔晶変化武器が使えるルールなのに、魔界魔法使いが「魔晶杖」を持っていないのもあると思います。(魔法威力の底上げが出来なかった。PCもデータを見るのに追われて、気がつかなかったと思われ。私もゲーム中は自分の剣に入れる悪魔データを探すのに意識が行っていたし)*覚醒編だと悪魔使いはまるで使い物にならないけど、200Xは悪魔の力に頼るかどうかがダメージのポイントだと思う。

 それと、最大のダメージを出すPCに敵を合わせると、他PCが活躍できないなというのを感じました。(もともと考えていた黒魔道士サマナーで遊んでいたら、たぶん、何も出来ずに不満だけ抱える結果になったと思います)

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