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「グランクレストRPG」 2015/3/14

「東西の脅威」アルテリア2

[アルテリア] 投稿日時:2015/03/14(土) 20:36

 去年のFARCE定例会で遊んだ「主なき国と国なき主」のラストがかなり駆け足だったので、経験点処理とそれだけで集まっても仕方ないので、一本シナリオを考えて遊んでみました。(セッション日 2015年1月11日

<キャラクター>
「ランスロット」ロード・セイバー
 アルテリアの新領主。天下統一の夢があったものの、プレイヤーがすっかり忘れている。

「メディアーナ・セント・ランドール」メイジ・サマナー
 メイジサマナーにして重装歩兵。

「ヴォイニッチ」アーティスト・レイヤードラゴン
 ある日、彼は空を飛ぶドラゴンを見てこう思った。「ああ、空が飛びたい。あののように」以来、彼はドラゴンを鳥と思いつつ、いつか空を飛ぶためにアーティストの能力を高めるために日々を生きている。
 前回、ライバル(を自称していた)邪紋使いのソフィアと和解した。

<NPC>
「姫ロード・ラーン」ロード
 アルテリアの西にあるアウグスタの姫。姫ロードと呼ばれる。

「マリーナ」メイジ
 「私の名前はマリーナ。偉大な魔法使いマーリンから名前を貰ったの」メディアーナのメイジアカデミー時代の友人。現在は、アルテリアの東の隣国ラティスのメイジになっているらしい。


「セッションの内容」
 グラディウスの野望を打ち砕き、アルテリアのロードになったランスロット。そのアルテリアは、西の強国アウグスタと東の大国ラティスに領土を奪われていた。(アウグスタには、商業都市リエイダを。ラティスには東の平原にある三つの村「ブルボン村」「ハンナ村」「ダヌマン村」を占領されている。ちなみに、各村の名前はその村の村長の名前)

 各々、アルテリアの現状を知るために、領地の視察に出掛けるが、ヴォイニッチ は道魔法師という投影体の老人から、グラディウスの部下になっていたライバルのソフィアが北で危機に陥っていると告げられ、北に向かう。
 北に向かったヴォイニッチ山賊に襲われたらしい村にたどり着く。

 村は山賊の襲撃を受けたものの、銀髪の女アーティストが現れて、退治してくれたらしい。そのソフィアらしきアーティストは怪我もあるのに、更に山奥に入っていったという。

 空から偵察できるヴォイニッチは、すぐにソフィアの居場所を見つけることができた。ソフィアは、邪紋使いの女ガンナーと男二人から暴行を受けていた。
女ガンナー:「よくもやってくれたじゃないかソフィア」
女ガンナー:「おかげでグラディウス様の配下の生き残りも私たちだけだよ」
女ガンナー:「ソフィア、あんたまさかグラディウス様の言葉を真に受けていたとはね。貴族の身分でも貰ってお姫様にでもなりたかったのかい? そんな柄でもないだろうに!」
*全部、女ガンナーのセリフです。でも、この女、銃が武器なのに、どうやっていたぶっているんだ?

ヴォイニッチ:「そこまでだ」

女ガンナー:「誰だ!?」

 私は通りすがりの
  1.変態仮面
  2.二度ベルをならす郵便配達
  3.鳥だ

 ここで、二刀流の3レベル女ガンナーとヴォイニッチとの戦闘。やっぱりアーティストは、同じ邪紋使いと戦うのが映えますよね。(画像は、アドバンスフォースのサンプルキャラ)
 

 戦闘の結末は・・・銃は射程が1~2spなので、0spに入りこまれてタコ殴りでした。二刀流なんかじゃなく「肉薄接射」に入れ替えておけば・・・・(註 アドバンスフォースで追加された射程0spにできる技術系ワークス特技)

ソフィア:「ありがとうヴォイニッチ。私の負けを完全に認めるよ。本当は、グラディウスの残党を私一人で倒してあんたと張り合うつもりだったんだけどね。これからはアンタの指示に従うよ。なんでも命令してくれ」
 フラグか?フラグなのか!? ヴォイニッチへのソフィアの好感度がグーンと上がって、このイベントは終了。 


  一方、西に向かったメディアーナは占領された村の情報を探るうちに、ラティス軍の中に、かつてアカデミーで勉学を共にしたメイジ・マリーナがいる事を知る。

  ランスロットは南の混沌領域を聖印の力で浄化し、アルティリアの新領土を開拓した。

 それぞれの地域から戻ってきたランスロットとメディアは、ヴォイニッチが北に行ったためにまだ偵察を追えていない西に向かう、西にあるのは隣国アウグスタに近い商業都市リエイダだ。二人はリエイダを占拠したアウグスタの姫ロードこと、ラーンに出会う。
 彼女いわく、彼女が占拠したのは交流のある商人から、混沌の脅威から救って欲しいと頼まれたからで、侵略の意図はないとの事。しかし、民を守る力のないロードに、リエイダを返すつもりはないと言われる。
 交渉の余地はないかと思われたが、ランスロットはその夜ラーンの私室に呼ばれ、ランスロットを信頼できる人物と見て、アウグスタはラーンの上にいる兄たちのアウグスタ継承を巡る争いが水面下で進んでおり、いずれ内乱に陥った時に助力をお願いしたいと申し出てくる。彼女はアルテリアの混乱(「国なき君主と主なき国」)を治めたランスロットを高く評価しているらしい。
 将来の同盟を視野に、ランスロットとメディアーナは城に戻る。
 

 一足先に城に戻っていたヴォイニッチは、ラティスからの使者マリーナと会う。ラティスが占領している村々についての話し合いに来たという。
 ラティスの使者マリーナは、村を占領したのは、混沌から村を守るためで、侵略の意図はない。ラティスとアルテリアで同盟を結び、その後、返還したいという。
 しかし、この交渉が一見友好的ながら曲者で、混沌から村を守るために軍を進めたと言いつつ、無条件で村を返還するのを拒み、同盟を迫ってくるというもの。ランスロットやメディアも戻ってくるが交渉内容に対してアルテリア上層部、つまりPCたち、もめる。
 マリーナから譲歩を引き出したいメディアは、あれこれ条件を持ちかけるが、マリーナは「私には権限がない」とのらりくらりと、譲歩に応じない。

 交渉は、一時休憩となる。(闇討ちを主張するヴォイニッチ、実はあながち間違いではない。意外に鋭いんですよねヴォイニッチ。ドラゴンを鳥とかいう残念なキャラなのに)

 その夜、個人的にメディアとの会話を望んだマリーナが、メディアの部屋にやってくる。彼女は、武で統治される世界を文が統治する世界に改革したいという。そして、それを一緒に成し遂げないかとメディアを誘う。

マリーナ:「久しぶりねメディアーナ、あなたがアルテリアのロードに仕えるメイジになっていたのには驚いたわ」
マリーナ:「ねぇメディアーナ、私が仕えているのは、今、村を占領しているゴート将軍ではないわ。もっと、上の方よ。私は今、ほぼ全権を任されているの」←権限がないとかいいつつ、実は持ってた女。
マリーナ:「ラティスのロード、ルキスが求めるのはラティスによるこの地方の統一による平和よ。そして、粗さ甥のない世界が訪れたら、武による統治ではなく知による統治が必要になる。ラティスはこれから抜本的な意識改革に乗り出すわ」
マリーナ:「ねぇ、メディアーナ。あなたの力を貸してくれない? 私は一人でやり遂げるつもりだったけど、あなたがいれば百人力よ」
*シナリオノートより。もしかしたら、セッション中は違うことを言っていたかもしれないので、一応、ご了解ください。

 しかし、メディアにはメディアで、ランスロットの天下統一を成し遂げさせたいとの想いがあり、二人が同じ道を進む事はなく、二人は別々の道に進む事になった。


 翌日、急を告げる兵士が城に飛び込んでくる。
アルテリア兵:「申し上げます! 東の村々を占領していたラティス軍が攻めてきました!!」
メディアーナ:「マリーナ、どういうこと!?」
 罠だったのかと疑うメディアーナ。しかし、ラティス軍の進軍にマリーナも血相を変えていた。

 どうやら、村を占領しているラティス軍の将軍ゴートが、「交渉などせず攻め取ってしまえばよいではないか」としびれを切らして攻めてきたようだ。
 というわけでラスボス戦です。
 
・攻め寄せるラティス軍(このセッションはグランクレストです。メタガではありません)


・少数精鋭のアルテリア軍


・乱戦


 MAPは駒ですごいことになっていますが、ほとんどのラティス兵は一撃で壊滅。ついでにラティスメイジも一撃で壊滅。将軍(ルーラーのロード)だけが、15~16点ぐらいのダメージをちまちま喰らって生き延びてますが、本来動かすべき兵がいないので、自ら剣を握って抵抗。もちろん、善戦できるわけもなく撃破されました。

 こうして、アルテリアは前ロード時代の領地を回復した。(南の混沌を退けたので若干は広がっている)

 こんな感じでセッション終了。ロールプレイは思いっきりできたけど、反面、戦闘がぐずぐずな豆腐のような状態に。
 ロードはセイバーにしておくのが無難な感じがします。

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