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「グランクレストRPG」

「王国物語」男爵編1

投稿日時:2018/01/04(木) 10:13

<グラウンドオープニング>
 一人の子供が神に祈っていた。
「神様、私に聖印を授けてください。どうかお願いします」
 その子供は祈った。強く強く祈った。
 力を失い思念体としてアトラタンを漂う神格ルイは、その子供の言葉を聞き届け、自らの力を分け与えた。
「その聖印に恥じぬ働きを見せよ」
 君は子供にそう囁いた。子供は君に感謝の言葉を述べ、深く頭を垂れて君に感謝した。この子供の行く末を見届けようと、君は残る力で実体化しようと試みる。しかし、実体化するためには人の子らの時間で数年の時が必要だった。

 2017年10月22日のTRPGBOXでのグランクレストセッションです。今回は、今後の展開も考えた上での仕切り直しのセッションになっています。

<PC>
「レイ(アレクセイ・ヴェイルシュタット)」 ロード キャヴァリアー 男 18才
 騎士エスターの友人。

「カイン・クロフォード」 メイジ ウィザード 男 19才
 流れのメイジ。仕えるべき主人を探している。

「ルイ・サイファー」 投影体 神格 女? 20代
 力を失った神。

<NPC>
「エスター」ロード セイバー
 男爵の子だったが、叔父に男爵家を奪われた。
「ロミーラ」
 エスターの妹。
「ロラン王子」
 王国の王子
「ガストン男爵」
 エスターの叔父。
「アズべリック王子」
 ロランの兄王子。
「アラス伯爵」
 王国の有力者。



「あらすじ」
 騎士エスターとPC達は、隣国との戦いの最中、敵に囲まれ危機に陥ったロラン王子を助ける。
 この功績により、エスターは領地を賜った。(この戦いで、ルイはロラン王子とエスターの二人から自分の力を感じて一時的に戦いに介入する)

 祈る子供に聖印を授けてから数年。ルイはようやく実体化できる力を溜め、王都で実体化を果たす。そんなルの目に、悪者に絡まれている一人の娘を見た。
 彼女の名はロミーラ。叔父に強引に結婚をさせられそうになり、最近、領地を賜った兄エスターのもとに逃げようとしていたところだった。
 彼女から、自分の力を感じたルイは、彼女についていくことにする。

 王国の領地は荒れていた。長引く戦争で混沌は放置され、領地に向かうエスターたちは、滅びている村すらみかけた。

 やがて領地につくが、領内の三つの村の村長が集まるはずが村のひとつの村長が来ていなかった。
 話にくそうにしている村長たちによると、その村に最近、流れのロードがやってきて、混沌を退治する代わりに村に居座っているらしい。
 話をするために、その村にいくことに。

 レイたちとルイは、挨拶にこなかった村で合流した。流れのロードは「自分が混沌から村を守っている」と主張して、エスターに領地を返そうとしない。
 らちがあかない状況だが、村人から密かに「助けてください」と頼まれたので、とりあえず村人を村から離れさせることに。(カインが強引に召喚したモンスターで移動させた)

 エスターの村人とともに戻ると、エスターの叔父ガストン男爵が村にやってきていた。ロミーラを連れ戻しに来たらしい。(ガストン男爵はロミーラをアラス伯爵という王国の有力者の一門に嫁がせることで、自分を取り立てて貰おうと考えている)
 強引に連れ帰ろうとしたもののエスターは毅然とした態度ではねつけた。しかし、男爵も諦めてはいないようでカインが未来を幻視すると、ガストン男爵は力づくでロミーラを連れ去ろうとしている未来が見えた。(カインの魔法が大活躍)


 ガストン男爵によるロミーラ誘拐を警戒していると、領地の村々から賊に襲われているとの報告が入る。領地にやってきて間もない時期に、村を守れなければ信頼を失う。これがガストン男爵の計略だと知りつつも、エスターは自ら村を守るために出撃した。
 ラスボス戦は、三つのマップを展開しての個別戦。ゲーム当日までPCのデータを知らなかったので、支援系で固めてるルイが苦戦する。

 三つの戦いに勝利し、新領地の村人の達の信頼も得ることが出来た。しかし、エスターの叔父に奪われた男爵領を取り戻す戦いはまだ始まったばかりである。

補記
 魔法で先読みされると、陰謀をたくらんでいる側が後手後手になりますね。このあたり、少し工夫したい。まとめるのに時間がかかったものの、グランクレストはまだそんなに遊びこんでいないから新鮮ですね。


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